山の匠 

荒谷の宮 日出男さんが永眠されました

養鯉業を生業としていた日出男さんですが…
山のこと、川のこと、里山で暮らす知恵を本当にご存知で
また、その知恵を生活に取り入れ実践していた方です。

日出男さんには本当に多くのことを教えていただきました。

春は
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山菜に始まり、なんと山の小屋の脇では湧き水を利用してクレソンを育て
「クレソン好き」といえば山のようなクレソンを袋に入れてくださいました。

初夏からは魚野川でアユ釣りをされ川の漁師となり

秋は
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内緒の場所へ案内してもらい天然のきのこ狩りへ

また、山の小屋では
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天然ものと同じ条件でマイタケを育てていました。

冬になればさらに本領発揮。
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日出男さんはおじいさん、お父さんと3代続く猟師さんです。
猟師用の丸かんじきを履いて、腰ほども積もった雪の中をずんずん歩いていきます。

狩猟時期に日出男さんのお宅を訪ねていくと
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玄関先でイノシシを解体されていて…、初めての方はびっくりされていました。

解体といえば
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初猟の際の鴨。その捌き方も教えていただきました。
産毛は新聞紙を使って処理するのが日出男さん流です。

狩猟のこと、メイプルシロップのこと、日本ミツバチのこと
まだまだ教えていただきたいことがたくさんあったのに…
残念です。

病に倒れる前日も
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山の暮らしを伝えるイベントでお話をしていただきました。

県の移住セミナーでは東京に一緒に行って
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大勢の人を前にユーモアを交えお話ししていました。

そんな日出男さんの活動は
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多くのメディアにも紹介されました。

日出男さんの生き方に憧れて移住した人もこの川口にはいます。
日出男さんが縁で川口の方と結婚をされた方もいます。

本当にたくさんの方に慕われ、尊敬され
その生き方、暮らしぶりを真似しようとして…
でも真似できず…
少しでも日出男さんに近づきたいと思っても
常に新しいことに取り組んで、ぐいぐい先にいってしまって
本当に大きな存在でした。

山の匠は2年9ヶ月の闘病生活の末、静かに逝ってしまいました。
そのお顔はエンゼルメイクで頬にほんの少し紅をさしたせいか、かわいらしく
いたずらっぽく笑うお元気なころの日出男さんを思い出しました。

どうか安らかにおやすみください。
ありがとうございました。
日出男さんには感謝の言葉しかありません。

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記)春日 佐々木

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