6月の山里は思った以上に忙しいんです

笹に山椒、ドクダミや梅仕事も…

田んぼや畑仕事がひと段落してほっとできるかというと

働き者の多い山のかあちゃんたちは………忙しいんです。

この時期の山のものは一年を通してこの時期だけしか収穫できず、しかも旬が短いというものがあります。
だからこの時期を逃すと今年は収穫ができなくなるというものが多いんです。

例えば笹。
笹の葉はちまきや笹だんご、笹もちなどに欠かせないもの。

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笹は一年中青々としていて、いつでも採れるのでは?と思われるかもしれませんが、
かあちゃんたちが使う笹は若葉「新芽」です。

新芽は見た目でもわかりますが香りも全然違います。
時期を逃すと葉の裏に虫や虫の卵がついたりします。
また、笹の葉はかたくなり、もちやだんごを包みづらくなります。

笹と同じように時期を逃すと固くなるものに実山椒があります。

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ぷちっとはじける食感とともに香る独特のさわやかさ、そしてピリッとした刺激が食欲を誘う実山椒。
ちりめんじゃこと合わせてちりめん山椒にしたり、実山椒だけを甘じょっぱく煮て佃煮に、どちらもご飯がすすみます。

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しょう油漬けにしたり、塩漬けにしたり、最近ではオリーブオイルに漬けて…
こうしておけば保存食として一年中楽しめます。

最近若い人たちにも話題になっている

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ドクダミの花をアルコール度数の高い焼酎などに漬けて作るハーブチンキ。
ひと月ほどおけば虫よけスプレーとして、また虫刺されの時のかゆみ止めになります。

一年ほどおけば琥珀色になって、化粧水としスキンケアにも使えます。

6月で忘れてはいけないのは「梅仕事」。

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青梅は甘露煮にして、梅酒や梅シロップに。
熟した梅は梅干しに。
今年は4㎏漬けた、5㎏漬けた、梅酢が上がってきたよねなどがこの時期の挨拶代りになります。

他にもこの時期にしか出回らないらっきょ。
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ひとつひとつ洗って、薄皮を剥いて…と手はかかりますが
家庭で作る塩漬けや甘酢漬けはその家ならではの味に仕上げることができます。

山に入れば桑の実が
露地栽培の自家製のイチゴが収穫できるのもこの時期です。

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そのまま食べても充分美味しいですが
ジャムやコンフィチュールにしたらその美味しさが長く楽しめます。

旬には旬の良さもありますが、
山のかあちゃんたちは旬を上手に詰め込んで保存する知恵をもっています。

記) 佐々木

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