Oguni*blue できました。

市小国町は相野原集落にある白樫染色工房の白樫さんが、1年かけて育て上げた染料の藍(=すくも)。その染料で染めた商品ができあがりました!

017 (640x480)

日ごろお世話になっている地域の人たちに恩返しがしたくて、白樫さんが考え出した”小国藍プロジェクト”

「小国住民の手で 、純小国産の藍を作る(国産の藍は品薄なのだそうです。)→小国産の紙や繊維に染める→小国住民の手で加工する→販売!!」

白樫さんからそんな構想を聞かせていただいたのは、一昨年の10月。実現したらすごなぁ、なんて思って聞いていたのですが、その翌年の春には、白樫さんは行動を開始していたようです。

先ずは、藍を育ててくれる人&畑を探し、原料となる藍を確保。刈り取ってもらった藍は、店先で葉をむしり取り乾燥させ粉砕。

葉っぱやまびこ倉庫にて

本来は、夏の気温の高い時期に発酵を行うのだそうですが、発酵の過程でどうしても”強烈なアンモニア臭”が出てしまうので、住宅密集地ではできないと、発酵場所を探すのに一苦労。

「法末自然の家やまびこ」の倉庫と「小国和紙」さんの倉庫をお借りして発酵させる準備が整ったのは9月に入ってからでした。

発酵中もただ置いておけばいいというものではありません。仕事の傍ら、毎日、工房からこの両倉庫へと通い、藍を混ぜ発酵具合を確認し、水が出ていればそれをふき取るという地味~な作業を繰り返したそうです。

発酵中発酵中その2

こんなに愛情と労力を注いだにもかかわらず、怪しげな虫が大量発生し発酵の中断を余儀なくされたこともあったとか。それでも11月の半ばには、どうにか”すくも”は完成すくも
しかし、これはあくまでも染料のもと、ここからは実際に布を染められるようにする”藍建作業”が始まるのです。

もう少し

”すくも”を灰汁で煮込んだり(?)混ぜたほぼ出来上がりり、様子を見ながら寝かせたり、栄養をあげたり、電気カーペットや毛布で温めたり。

そして12月の半ば、小国産藍の染料”Oguni*blue”で初染めをすることができました。初染め (528x512)

そして現在、このOguni*blueを使って、いくつかの小物を染め、試験的に販売する準備を進めているそうです。

021 (640x480) 027 (640x480)

今回のものは、発酵が少々未熟だったためかあまり濃い色には染まらないとのこと。でも、これはこれでとってもいい色だと思いませんか? 気になる方は白樫染色工房さんまでお問い合わせくださいね。

来年はより質の高いOguni*blueを作るべく、様々な改善策を考えているようです。数年後には、きっと素敵なOguni*blue製品がお店に並んでいることでしょう。白樫さんの素敵な夢とその行動力に心から拍手を送ります。

(報告者 広橋)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加