上栗集落周遊遊歩道の整備を目指して

4月の初めは暖かかったのに、ここ数日なんか寒い・・・雨?みぞれ?

そんな不安定な天気の4月8日(日)、上栗集落では、樹木医であり、まちづくりの専門家でもある上野先生(元長岡造形大学教授)をお招きして集落のシンボルである大ブナを回る遊歩道の整備が行われました。

この大ブナは、平成23年の小国中学校地域貢献活動の一環で行われた“集落づくり”の時に集落の宝として“再発見”されたものです。その後、上栗集落では平成25年から大ブナの保全と歩道の整備とを行ってきたそうです。

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根際から約1.2mぐらいの高さで3本に分かれている大ブナに会えるのを楽しみに、ところどころ歩道を整備しながら山道を歩くこと約30分、ようやくたどり着いたところ・・

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なんと、3本の中で最も枝ぶりの良かった一本が、ちょうど別れているあたりから折れているではありませんか。雪が降った上に強い風が吹いた日もあった今年の冬。仕方のないことかもしれません。

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流石にこれには集落の方たちも「一番枝ぶりがいいのが折れたから、ちょっと淋しくなっちゃったなぁ」と少々がっかりした様子。

けれど「古い木だから仕方がない、草やつるが伸びてきて片付けにくくなる前に上の方は少し片付けてしまおう」と他の木に引っかかった枝や幹を切り離しどんどん片付けていきました。

作業の邪魔にならないように、こっそりと地上から約8m程度の高さにあったと思われる幹(枝?)の年輪をざっと数えてみたところ、100~150本(幅が広すぎ?)ぐらい。根元の方の年輪は一体何本ぐらいあるのでしょう?200本か300本か・・。倒れても仕方がないお年だったようです。

作業が一段落したあとに上野先生から、「次の大ブナ候補の木が、あそこと、あそこと、あそこに。この稲荷の大ブナを優しく見守ると同時に、これらの木が大きくなることを考慮しながらこの広場を整備していけばいい。次の100年を考えて」

これだけ大きな木が倒れたのだから、きっと地面には今までよりたくさん日が当たるようになり、ブナの子どもたちが芽を出してくるに違いありません。100年後と言わず、5年後、10年後の森の様子がとても楽しみです。

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小千谷堺までが上栗集落の山。その昔は、薪を取って運び出すための道が山の中にぐるりとついていたそうで、この大ブナ周辺の歩道整備もそれを利用したもの。「やり始めるとどんどんルートが伸びていってなぁ」いつか集落をぐるりと周遊できる遊歩道ができてしまうかもしれませんね。

(報告者  廣橋)

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