【蓬平】大切な資源

毎年雪が降る頃から春までの間、地域の集落センターで週3回参加希望者が集まって、わら細工教室が開かれています。

かつて新潟市にある「ふるさと村」(県の観光物産館)で、販売したこともあるそうですが、今は地区内のお土産屋さんに置いているだけとの事。

猫つぐらを作っている方もいました。 私は「おぉ!これかぁ~!!」と十分感激したのですが、「どうも形がうまくない・・・」と、今作っている作品は壊すとの事でした。

作り手ならではのこだわりがあるのでしょうね。

・・・なので、過去に作った作品を見せて下さいました。

持ってみると、結構重い!!相当沢山ワラを使っているようで、猫が上に飛び乗ってもつぶれる事もない位、丈夫なのだそうです。

先日、地域の方のお宅の玄関先でぬいぐるみの猫が眠っているミニ猫つぐらを見かけました。(とっても可愛い!!)

k 003P3170241

メインは草履とわらじと鍋敷き。

k 015

私は、編むところを初めて見ました。 草履やわらじは「のめし」と言われる木製の台に縄をひっかけて編んでいきます。

k 006

布の草履も見かけますが、雪の上で履くにははワラで編んだ草履の方が滑らなくて良いそうです。

可愛らしい色の端切れでくるんだ鼻緒の草履ってインテリアとしても素敵だと思いませんか。

k 024

縄綯いは子供の頃、教えてもらいながらほんの少ししたことがありましたが、すっかり忘れたので1時間程、教えてもらいながら体験してきました。

出来上がった縄は、雪の中に晒すと白くて丈夫になるそうです。これも、生活の知恵ですね。

k 025

むしろ、みの、すっぺ、ふかぐつ、わらじ、草履・・・昔はどこの家庭でも農閑期になるとわら細工を作り、普段使いにしたり、売ったりして生活の糧としていたのでしょうか。

街で生活していると、ワラに触る機会はほとんどありません。

一粒の米が稲穂に育ち、私達の食糧となります。

残ったワラは神聖なものとされ年末には私たちを災難から守ってくれるしめ縄となり、さいの神では人々の幸せを願い焚き上げられますし、子供たちが遊ぶ「ぼぼぞり」や生活に必要な道具となったりします。

燃えた後の灰は肥料になって、翌年の田畑を豊かにしてくれます。

自然回帰が見直される昨今、これって、究極のエコだと思いませんか?

記:風間

このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加