合鴨放鳥

一之貝アート田植え交流会が行われた田んぼに合鴨が放鳥されました。

なぜ合鴨を放鳥するのかというと、この田んぼをやっている農家の方は無農薬農法を実践しています。除草剤も農薬も使わないので草がじゃんじゃん生えるし、害虫騒ぎになるわけです。そこで合鴨を放って草や虫も食べてもらおうというわけです。これを合鴨農法と言います。その他にもいいことがいくつかあります。(中耕、フンが肥料になるなど)

ネットを張り合鴨が脱走しないようにして、外からの外敵の侵入を防ぐため電気柵を仕掛けます。

これは別な田んぼでの作業風景ですが、田んぼの周りの草を刈り、電気柵用の紐をくくる為の柱を立て、電源BOXを取り付けます。すべての田んぼにやるので、とても一人でできるような範囲ではなく、この日は集落の方4人で行っていました。

アート田の方はすでに合鴨が元気よく動き回り、草や虫をパクパク、むしろガツガツ食べています。

電気柵を仕掛けたり、網を張っても合鴨は鳥や獣に襲われて数が減ってしまいます。そこで今年新たに導入されたのがこのフクロウ君です!!

不定期にでかい鳴き声を出し、獣たちをビックリさせて逃げさせようという新兵器です。

フクロウの出で立ちなのですが、なぜか鳴き声はカラスでした、、、

このフクロウが合鴨をどれだけの危険から守ってくれるのでしょうか。

アート田は苗が徐々に伸びてきていて、絵柄が浮かび上がってきました。

合鴨界も人間界みたいなもので、餌をたくさん食べてどんどん大きくなる雛もいれば、なかなか大きくなれない雛もいます。水遊びに夢中になっていて溺れてしまったり、体を冷やしすぎて瀕死状態になってしまう雛もいます。そんなときはこの農家さんは自分の懐に入れてあげて体温で温めてあげるそうです。そのまま亡くなってしまう雛もいますが、しばらくするとまた元気な鳴き声で鳴きはじめるそうです。

放鳥までにもたくさんの手間がかかり、放鳥した後これからもたくさんの手間がかかります。この農家さんはそんな農業をひたむきに謙虚に続けています。手間はかかっても無農薬はこだわりです。こだわりは譲れません。そんな素敵な農家さんがこの方です。

合鴨の活躍で、アート田はきれいに絵柄が出て、他の田んぼではおいしいお米がたくさん収穫できるといいです。

記:今井善章

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