山古志地域は現在3m近い積雪がありますが、7回ほどの屋根の雪降しも終わり、ようやく豪雪から解放されようとしております。 そこで、山古志住民が3月25日(日曜日)宮城県本吉郡南三陸町 「平成の森団地」246世帯561人の仮設住宅において、寒い仮設住宅の生活で少しでも元気をだしていただきたく、地域住民と懇談をしながら「山古志産天然きのこ(なめこ、ならたけ)汁」を全世帯にふるまいました。現地でも昨日10センチほどの積雪があり被災地の春はまだまだ遠く、あたたかい味噌汁は600人分でも不足するほど盛況となりました。また、その後の懇談会では被災の規模は違っても同じ被災者同士、心が通い合い「大漁節」を合唱しお互いに励まし励まされて、あたたかい交流となりました。
寒いなかあたたかい会話が飛び交えます。「きのこの保存方法はどうするのか」「山古志地域ではならたけを”あまんだれ”と言います」とか。長岡市出身の被災者もいて懐かしさに話が尽きません。
懇談会では住民から仮設住宅での生活やコミュニティの大切さなど、同じ被災者同士の会話がいつまでも続いていました。 互いに今後の交流を約束して帰路につきました。