地元ガイドと行く本格的なスノートレッキング!雪の中山峠を越えてみた。

山古志の誇りの一つである中山隧道、旧広神町と山古志をむすぶ日本一長い手掘り隧道です。平成10年に中山トンネルが完成したことで、約50年の役割を終えましたが、今も地域に愛されています。昭和24年に中山隧道ができるまでの峠越え、特に冬の中山峠越えはとても厳しく住民の課題だったそうです。約1000mの中山峠を16年もかけてツルハシで掘りぬいたのも冬の峠越えが大きな理由でした。

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 当時の山古志村小松倉地区は豪雪に苦しみ、隣村に行くのでさえままならぬ陸の孤島であったという。病人や妊婦を背 負っての冬の峠越えは命がけですらあった 。ついほんの半世紀前に日本にもそういう土地があったのだという事実を私は改めて知った 。金もない、道具も満足にない中で発想されたトンネル掘削。トンネルを掘らなければこの集落の将来はないと考えた村人たちの決意は悲壮なものであったと想像できる。

http://www.pref.niigata.lg.jp/HTML_Article/72/253/vol02-7.pdf

そんなわけで、先人の気持ちを知り中山隧道を見つめなおしてみようと雪の中山峠越えにチャレンジしてみました。

昔の人の苦労を知ることできっと中山隧道の偉大さに改めて気が付けるはずです!

※今回の峠越えは安全面に十分配慮し、中山峠を知り尽くした小松倉集落の区長さんにガイドをお願いしています。

地形に明るくない人だけでの行動は絶対にしないでください!!

冬の中山隧道入口(山古志側)はこんな感じ

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時折除雪車が入っているようで、くるぶしくらいの雪が持っていますが何とか通ることができます。ただし、広神側は除雪していないのでご注意を!

さて、峠越えに出発です。

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もちろん足元は感じ気を装着!スノーシューでもOKですが、くねくねとしたのぼりは感じ気のほうが取り回しが良いように感じました。

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前半は急なのぼりが続きます。

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もちろん周りは一面の雪!ところどころに獣の足跡があるくらいで人の気配は一切しません。

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登り始めて少し開けたところから中山隧道の入り口をみました。

昔の人はここからあの斜面をみてあそこにトンネルがあれば安全に峠を越えられるのにといつも想像していたそうです。

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一時間ほどで中山峠に到着。峠にはなにやらこんもりとした雪の塊があります。実はこれ芋川薬師さまの御堂です。完全に雪に埋まってしまっています。

さっそく掘出してみましょう。

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徐々に御堂が見えてきました!

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それにしてもすごい雪の量です。

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何とか中に入ることに成功!!

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せっかく頂上まで来ましたので雪堀をして薬師さまにお参りします。

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ちなみに夏の芋川薬師さまはこんな感じ。まったく景色が違いますね~。

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峠を越えると広神方面に向けて山の稜線を歩きます。

こんな感じの難所もあれば

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こんな心が休まる開けた場所もあったりします。

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道中は何度もウサギを見かけることができました。でも、すばしっこいウサギさんはカメラを構えているうちにあっという間にいなくなってしまいます。ということで写真は足跡のみです。

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こちらはウサギがかじったこしあぶらの木です。

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もちろんきつい行程なのですが、雪が閉まったこの時期に、地形に明るいガイドと一緒に登れば、非常に楽しいコースです。

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ちなみに先頭を歩いて雪道を付けるく人はめちゃくちゃ大変。歩く人の様子でその大変さが伝わってきますね・・・

お~、ゴールになる水澤集落が見えてきました!

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無事に到着!およそ3時間半で峠越えに成功しました。自然と笑顔がこぼれます。

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ちなみに水沢川の中山隧道の入り口はこんな感じ。雪を滑り落ちるようにしないとトンネルに入れません。。。。

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実は今回の中山峠の雪中行軍は中山隧道を違った視点でみるためのルポ取材を兼ねていました。中山峠ルポは来月発行予定の山古志魂に掲載される予定です。楽しみにしていてください。

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