東日本大震災被災地との交流 ~福島県飯館村~

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福島県飯館村大久保・外内地区の皆さまが、山古志地域の復興の取り組み視察に来られました。

ご存じのとおり、飯館村は東日本大震災と放射能による汚染で今も避難生活を強いられています。

視察のお話をいただいたときは、あまりも状況が違いすぎるため、何を照会すればいいのか戸惑いましたが、実際に山古志が取り組んできた復興の様子をありのままにお伝えする事しかできないと思い、視察の行程を調整させていただきました。

【やまこし復興交流館おらたる見学】

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【牛の角突き 復興の取り組み紹介】

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【虫亀集落の集落再生の取り組み紹介】

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今回、一番関心を持ってもらえたのが集落再生の取り組みです。

区長さんと、前区長さんから、集落再生に取り組んできた思いや、当時の様々な葛藤を振り返りながらお話しいただきました。

特に集落の役員だけで物事を決めるのではなく、女性や若手にも参加を促して幅広い議論を行った「コミュニティ会議」の取り組みは関心も高く、「男は5年、10年先を考えて・・・。という話をするが、女性はまずは目の前のやらなくちゃいけないことをやろう!」という当事者の言葉は、飯館の皆さんも大きくうなずいていられました。

その後の交流会でも、まずは盆踊りなどの伝統行事を復活することから集落再生に取り組んだ山古志の話を聞いて、飯館も地域の伝統をつないでいく取り組みが大切と感じた。など、様々な話が広がり、深まっていました。

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それでも、、、。

山古志では子どもたちが山古志に帰りたいと言ったことで大人たちが本気になりました。しかし、飯館では子どもたちが帰りたいと言っても親が子どものために帰らない。

「30年、50年後、孫がふるさとに帰りたいと思ったときに飯館が元の美しい村であって欲しいから、おらは息子と孫と離れて村に戻るんだ。」

胸が苦しくなる現実を聞き、何も言えなくなりました。

間もなく中越地震から11年を迎えます。念願だった山古志での暮らしを再開できたことに「ありがとう」の気持ちを忘れず、復興、そして常住の地域づくりにむけて歩み続けよう!と、交流会の帰り道、改めて区長さんと確認し合いました。

[文:井上]

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